英国式インターナショナルスクールの学年について

イギリス式インターナショナルスクール

日本の教育では、我が子の学年について悩むことがほぼなかったのですが、マレーシアで学校を選ぶ際には、学年について悩むことが多々あります。

実際に我が家に起こったことを元に、この学年についての情報をシェアしたいと思います。

2023年9月スタートの学校の場合

さて、我が子の学校は9月始まりのイギリス式です。

そのため、日本でいう4月1日と2日の学年の区切りは、8月31日と9月1日になります。

今年は2023年なので、2023年8月31日までに5歳になっている子供はYear1という事です。つまり、2018年8月31日生まれまでがYear1になれます。

日本では年中さんでも、もう1年生としてスタートしなくてはならない場合があるという事です。

ちなみに、2023年9月からは次のようになるのが一般的ではあります。

  • 2017年9/1~2018年8/31 Year1
  • 2016年9/1~2017年8/31 Year2
  • 2015年9/1~2016年8/31 Year3
  • 2014年9/1~2015年8/31 Year4
  • 2013年9/1~2014年8/31 Year5
  • 2012年9/1~2013年8/31 Year6
  • 2011年9/1~2012年8/31 Year7
  • 2010年9/1~2011年8/31 Year8
  • 2009年9/1~2010年8/31 Year9
  • 2008年9/1~2009年8/31 Year10
  • 2007年9/1~2008年8/31 Year11
  • 2006年9/1~2007年8/31 Alevelなど

小学校・中学校・高校

基本的に、我が家の子供たちの学校ではYear1~6がプライマリー(小学校)、Year7~11がセカンダリー(中学校・高校)となっています。

そして、Year11が終わると、イギリス式、カナダ式、オーストラリア式、IBなどの卒業資格を取りに進むか、大学のファウンデーションコースというところに通うかの選択をし、大学進学を目指します。この、大学進学への道についてはまた別の記事でシェアします。

ダウングレードはどんな感じ?

上のリストはあくまでも目安です。日本では絶対この生まれはこの学年、と決まっているところがありますが、海外では必ずしもそうではありません。

実際、我が家の場合、現在2007年5月生まれの子供は2学年ダウングレードをしています。

中2の冬に本当はYear10編入ができる年齢ではありましたが、Year10はIGCSEが始まる学年でもあり、英語力、今まで海外経験ゼロの状態では編入することは無理でした。そこで、一気に2学年下げて編入したのですが、今となっては、この決定は吉と出ています。

Year8で編入し、1年間で何とか学校や授業に慣れて来て、2年目のYear9でしっかりと取り組めるようになってきて、Year10からのIGCSEや大学入学に向けての準備も余裕をもって取り組めているように感じています。

ダウングレードしていることで、日本の感覚では留年している、遅れを取っていると感じる部分もあるのですが、決してそうではないのです。IGCSEの成績やAlevelの成績が大学受験や奨学金の獲得に全て直結するため、焦って学年を上げて成績が取れないよりは、じっくりと準備をすることが夢の実現に近道であることもあります。また、日本は4年や6年間大学に行くことになりますが、海外大学は3年などと短いことがあります。数年の遅れは、卒業時には無かったことになる場合もあります。

まとめ

この学年問題は、様々な事が絡んできて、留学を始める時には大きな問題の一つなのですがとても難しく、わかりにくい問題です。それぞれのケースで全く違うので、まずはゆっくりと相談したいポイントの1つです。

正直に言うと、我が家の場合Year3、7編入をした二人は学年相当なのですが、あまり悩まずでこの学年で頑張りなさい!と送りだしただけでした。注意すべきなのは、Year1付近の子供とYear9付近の子供だと思います。

英語力、性格、学校のサポート状況、本人の気持ちなどを十分に考慮し、決定してアセスメントテストを受けることをお勧めします。

決して、エージェントの言葉を鵜呑みにしてはいけません・・・。我が子を一番知っているのは親です。学校の事も一緒に調べて、訪問し、質問し、サポート体制を確認するのが本当はベストです。

そこを十分にサポートしていきたいと思っている私達です。

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